アットホーム 空き家バンク

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※2023年4月25日掲載

1.プロローグ
移住者の紹介

空き家バンクで山梨県上野原市の戸建住宅を購入された髙木さまご家族。

どのように移住を実現されたのか、移住を考えたきっかけや、移住後の暮らしなど、上野原市での暮らし方についてお話を伺った。

移住のきっかけ

1番上のお子さんが小学校に入学するタイミングで移住を考えた髙木さんご家族。 お子さんが自然と触れ合いながら成長できる環境を求めて、四国から神奈川県相模原市の藤野へ移住。藤野での暮らしを経て、家族の成長に合わせた新しい住まいとして、上野原市に2021年から移り住んだ。

2.移住に向けた第一歩

自然の中での暮らしがもたらす幸せと、自然のものを取り入れた教育環境を求めて移住を決意。藤野での暮らしを経て、家族の成長に合わせた新しい住まいとして、知人から教えてもらった空き家バンクを通じて今の物件に出会う。

住まいを探す中で、補助制度の豊富さに加え、移住コーディネーターによる地域住民との顔つなぎや工務店の紹介など、まち全体の移住者に対するサポートの手厚さも上野原への移住の後押しとなった。

購入後に物件をリフォームして、リビングテラスでのバーベキューや、子どもたちが遊べる大きなお庭を作るなど、家族との楽しい時間を過ごす空間を作ることができた。

3.新しい暮らし
移住後の生活

上野原を流れる桂川支流の鶴川で川遊びやキャンプ、バーベキューなどで子どもたちと自然が身近にある暮らしをする中で、春の訪れを「春の匂いがする」と表現するなど、お子さんの感受性が豊かに育まれている。
また、日常生活においても、市内はもちろん東京や神奈川へのアクセスが良い「利便性の良さ」も魅力の一つ。
ご主人の通勤も車やバイクから電車に変化したが、上野原市はJR中央線で都内まで1時間圏内のところにあり、かつ座って電車通勤できるため、趣味である読書に充てられているという。

移住してよかったこと

自然に囲まれた場所で家族と過ごす時間は、子どもたちと一緒に川遊びやバーベキューをするなど、移住以前よりも健康的で充実した日々を過ごしている。また、家庭内でのコミュニケーションが増えるなど理想のライフスタイルを過ごせている。

4.移住を考えている方へのアドバイス

上野原は、「自然と触れあう」「生活における利便性」「子育て」を目的に移住するにはぴったりの場所です。移住をするにあたっては、その環境を知ることが大事なので、事前に実際の生活を体験してみることをお勧めします。移住者が開業しているお店や、イベントもたくさんあるので、事前にそういったコミュニティーへ積極的に赴き、先輩移住者から移住に際して役に立った自治体の支援制度や地域の特色・ルールなどの「まちの情報」や「事前に準備しておいた方がよいこと」などを聞くことも大切に感じます。

上野原市 政策秘書課
 ご担当者さまより
■上野原市のご紹介

上野原市は山梨県の最東部に位置しています。
東京都と神奈川県に隣接し、東京駅から約60~70km圏に位置する「山梨県の玄関口」です。
JR中央線で東京の八王子駅まで最短23分、新宿駅まで約60分と、平日は都心で働き、週末は自然豊かな中で生活する。都会生活と田舎暮らしを両立できることが魅力のまちです。

■上野原市の魅力(取組み)

上野原市には、移住に関する相談窓口があり、移住コーディネーターも設置しています。
移住・定住に関する相談や空き家バンクの物件の紹介に加え、移住後に地域へなじめるよう自治会長との顔合わせなど手厚いサポート体制を設けており、地域の方との橋渡しとなる役割を担っています。
地域の方と移住者をつなぐための拠点(場所)として、「まちの上の朝市uenohara」(マルシェ)での移住相談コーナーや、移住者を紹介する上野原の情報メディア「めためた UENOHARA」(YouTubeチャンネル)を配信するなど、地域の人と移住者をつなぐ交流拠点が豊富なところも魅力の一つです。

  • ※めた:甲州弁で「もっと」の意味。
       めためたは「もっともっと」の意味。
■支援制度

上野原市では、市外から上野原市に転入し、住宅を取得等する方に最大100万円を支給しています。(基本額50万円に、諸条件に該当するものに係る額を加算)
他にも、空き家・空き店舗バンクに登録された賃貸物件の残置物処分やリフォームに対し補助金もあります。

各制度の詳細については、上野原市ホームページをご確認ください。
https://www.city.uenohara.yamanashi.jp/site/iju/list41.html

地元の不動産会社に聞く上野原市の魅力と移住を考えている方へのアドバイス
有限会社協栄商事 平本社長より

上野原市は、自然豊かな場所でありながら、都内へ通勤・通学のアクセス(利便性)が良い場所として、特にコロナ禍以降、県外からの相談・問合せが増えています。

都心部はもちろん、甲府などの山梨県央エリアへの往来のしやすさがあることからも、自然が身近にあり、趣味やレジャーを楽しめる場所、「トカイナカ」としておすすめのまちだと思います。


※トカイナカ・・都心に通える距離にありながら自然が豊かな地域

■これから移住を検討される方へ

移住に関わらず、住まい探しにおいてイメージしていた理想と完璧に合致する物件と出会うのはなかなか難しいのが実情です。

移住先で「どのようなライフスタイルを求めるのか」「どういった住環境(水道やガスなどのインフラや、地域のコミュニティ、利便性など)の優先度が高いか」といった、移住へのビジョンを明確にされることをお勧めします。
私自身も上野原の出身で現在も上野原で暮らしておりますので、移住等を検討される方は、ぜひ、足をお運びください。